日本六古窯の一つで急須の一大産地としても知られる愛知県常滑市で三代続く窯元、北龍窯の梅原タツオ氏による小振りな急須です。
玉型と呼ばれる形状で、胴からなだらかに繋がる蓋のラインが特徴。常滑ならではの「蓋すり」とよばれる加工により、蓋が本体にぴったりと収まり、傾けても茶がこぼれないようになっています。
常滑の急須は伝統的に半磁器の土を使い、無釉で焼成する焼締と呼ばれる製法が特徴です。これらは炻器と呼ばれ、高温で焼成することで固く焼きしまり、無釉でも使用することができます。伝統的に炻器質のうつわは急須に向いていると言われています。
茶こし部分はセラメッシュと呼ばれる常滑急須独自の陶器製のもので、無数の細かい穴により、比較的細かい茶葉も逃さずお茶を抽出することができます。適量で170mlほどの容量ですので、1人分もしくは多煎で淹れるお茶に向いています。
胴経:約86mm
全長:約106mm(注ぎ口含む)
全幅:約130mm(持ち手含む)
高さ:約76mm
容量:適量で約170ml
材質:陶器(炻器)
紙箱入り
・すべて手作りのため、サイズや形状、色、質感に個体差があります。予めご了承ください。
三代目北龍 梅原龍男
陶歴
テーブルウェア・フェスティバル入選5回、入賞3回
静岡世界お茶まつり2010ワールド茶器コンテスト 入賞
長三賞 入選6回、入賞3回
とこなめ焼振興展 入賞5回
世界壺芸大賞(中国) 優秀賞