静岡茶発祥の地、静岡本山の茶園で育った茶葉を使った半発酵茶です。希少品種、静印雑131を手摘みし、萎凋とよばれる発酵工程により香りを引き出した後、台湾式の釜炒り機で殺青(発酵を止めるために熱を加えること)を行い仕上げています。
静印雑131は大正時代にインドから導入された品種に来歴のある品種で、印は「印度」を表します。また、実生とは種から育てた茶樹のことを指します。華やかな香りが特徴で、香りに特徴のある藤かおりやそうふうといった品種の親になります。
ジャスミンのような印象のある香り、萎凋ならではの果実味のある香味、ほのかな甘みとフルーティーさを感じるスッキリとした味わいで、台湾の包種茶のような、緑茶に近い発酵度の低いお茶です。急須はもちろん、茶壺や蓋碗で台湾茶のように淹れても良いですし、水出しにしても楽しめます。
内容量:20g
おすすめの淹れ方
<多煎で楽しむ>
茶葉3gに対し95℃、120mlのお湯で1分程度蒸らします。以降45秒、60秒と抽出時間を伸ばしてゆきます。